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お客様の心と体に共鳴をして起こる一体感

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おはようございます。
今朝も美しい富士山が雪をたっぷりと積もらせて美しい姿を見せてくれております。
富士山の日にふさわしい美しい景色でございます。
日差しは、暖かいですが風はまだまだ冷たくなかなか春がやってきませんね。

昨日は、号泣する出来事がありました。
汐入のマダムのおうちには、コロナ前から伺っています。
最初のきっかけは、山手の時代からのお客様からのこんなお申し出から始まりました。

「山内さん 実は父が亡くなって母一人で汐入の実家に住んでいるんだけれど 週1で都内から実家に帰ることが仕事が忙しくて難しくて 2週に1度のペースぐらいで出張トリートメントがてら母の様子を見てくれないかしら?」

こんなお申し出で始まりました。
まずは、面接。お母様が私が2週に1度もお宅に伺うことを受け入れてくれるのか?
私と言う人間を信頼してくださるのか?

お母様の体調や持病のこと かかりつけ医のことなどなど
家族の代わりに対応しなければいけないことがありますか?
とか 私として責任を持って対応しなければいけないわけですから確認することがたくさんあり、即 快諾と言うわけにも行きませんでした。

私の場合 最初にお客様にベッドやフットバスなどを購入していただき、水回りを拝借するなどあらかじめ環境も整えてもらっています。

他の出張先は、ご家族がいらっしゃるので心配はないのですが、お嬢様不在の時に何かあったときの私の対応方法も話し合っておくことも必要でした。

諸々の整備をすることでお嬢様もセラピーを受けるお母様も安心されます。
そこからもう足掛け4年ぐらいが経ちました。

昨日もセラピーに伺ったんですが、お母様が私に
娘が介護サービスを頼んでヘルパーさんを入れるのかなあって不安だったのよ。
私元気なのにそんなに心配しなくても大丈夫なのにって
でも1人でいるのは少し寂しいなあって思っていたの。
何かあって一人で死んだりしたらどうしようって

山内さんが来てくれるようになって娘以外にも連絡が出来る人がいるっていうことがものすごく私に安心を与えてくれたのよ。

逗子なら娘より近くだしねえ
それとこうして私に触れてくれるあなたの手がものすごく暖かくていつも夜不安で寝つきが悪かったんだけれどそれがなくなったの。

子供と一緒よね。大丈夫だよって背中を触られると安心するじゃない?
あなたの手は、その安心を私に与えてくれたの。

年をとると安心でいられなくなるのよ
いつ死ぬかわからないでしょ?
明日目覚めないかもしれないって不安になることがあるのよ。

それを娘とお手伝いさんとあなたが私の尊厳を守ってくれながらサポートをしてくれているから 頑張ろうって思って元気が出てきたの。
娘を犠牲にしてないと言う親としての自負も出てきたし、
あなたのことも娘のように思えて来て あなたを心配したりしてねえ
お世話焼きたくなったり、コロナでも私は一人じゃないって思えて不安もなかったのよ。

こんなお話をしながら手を握り合い、私もお母様も号泣。
お母様から出た尊厳の問題。
大切ですよね。その方が望むようにサポートをすること。
これは難しいことだし、できないご家族もいっぱいいらっしゃいます。
でも汐入のお母様は、それをしてもらえたことを本当に幸せに思ってくれています。

汐入のお母様は、今、心身ともに健康でしっかりされています。
コロナ禍お手伝いさんが入って下さって日々のサポートをしてくださるのでお散歩も晴れていたら1日2回されています。

高齢者へのサポートで大切なのは、そこにいる人同士が共鳴し合い、その存在を認め合うことではないかと私は思うのです。
気の相互作用とでもいうのか?

汐入のお母様のところに行くといつも思います。
私自身が年齢を重ねていく上での勇気をもらっているんだなあって・・・・・。

今日は、午後から大船マダムからご注文いただいた精油をお届けに行き、その足で妙蓮寺マダムのご自宅へ出張ケアしてから菊名の美容室へ。

皆様にとって今日も素敵な1日になりますように心よりお祈り申し上げます。
海辺のセラピストは今日も上機嫌!
パームツリー越しに美しい富士山を眺めながら愛を込めて!


by madamumarine | 2022-02-23 09:56 | お客様とのエピソード | Trackback

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